◆ 欧米の「金融危機」を収束させるための絶対条件
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≪2012/6/18号 VOl.179≫
先週までに行なわれた300人委員会のエリートたちと反旧体制勢力による交渉
やオーストリアやスペインにて開かれた欧州系王族による複数の会議を受け、
G20諸国が今週から改めて「金融危機」についての議論を行なう。また、20日
からはブラジル・リオデジャネイロで開催される国連地球サミット:「国連持続
可能な開発会議」(リオ+20)にてG20を含む約100ヶ国の首脳らが地球環境
対策に関しての議論を交わすことになるわけだが、今週中に行なわれるこれら
の話し合いの行方次第で、近い将来に世界の仕組みが根本的に改善されるのか、
このまま欧米の空中分解が続いていくのか、が決まると言っても過言ではない。
一般報道では「ギリシャで行なわれる選挙の結果がユーロ圏の未来を左右する」
などの論調で煽り立てているように見受けられるが、現実問題としてギリシャ国民
がどんな政府を選ぼうとも、ギリシャが倒産している、という現実は変わらない。
それよりも これから行なわれる各国間における議論で問題となるのは、欧米諸国が
戦争やテロ行為を止め、世界の貧困問題や環境破壊問題に総力を挙げて取り組む
意思が有るのか無いのか、ということに尽きる。
今回の欧米諸国の対応次第で、BRICS率いる140ヶ国の対欧米制裁がエスカレート
するのか、それとも緩和されていくのかが明確に示されることになるだろう。
つまりは、欧米の「金融危機」が終わるかどうかが これで決まるのだ。
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